公開しながら自分をつくる(ニュースレター版)
今回のニュースレターは、10月の短い文章「公開しながら自分をつくる」「量をこなして不安を減らす」「感謝を伝えたい」の3本をもとに、あらためて編集したものです。

今回のニュースレターは、10 月に書いた短い文章のうち、次の 3 本をもとに、あらためて編集したものです。
この 3 本をすでに読んでいる方は、今回はほぼ読み飛ばしても大丈夫です。
最近、個人サイトで短い文章を前よりまめに書いています。自分のいろいろな面や考えを少しずつ載せていくのは、なんだか「公開しながら自分をつくる(Build Me In Public)」ような感覚です。
言葉には魔法のような力があって、書き留めたその瞬間から効き始めます。文章の中の自分には、今の自分だけでなく、「こうなりたい自分」も少し混ざっている。そう気づくことが時々あります。そして、書いたものを読み返すたびに、その思いが強くなっていきます。
ノートに書くだけの文章と、公開する文章とでは、やはり重みが違います。誰かが読むかもしれないと思うと、より丁寧に考えを整理するようになります。これまで、ノートアプリには断片的な考えをたくさん書いてきました。でも、時間がたつと読み返さなくなり、デジタルのごみばかりがたまっていきました。最近読んだ記事に、以前自分も考えたことのある話題が出てくることがあります。ただ、今あらためて考えを広げようとすると、当時とは違うものになってしまいますし、今は今で書きたいこともあります。あの時、公開しておけばよかったなと思うことがよくあります。
個人サイトのほうがノートアプリよりも読み返したくなるのは、公開しているからだけでなく、自由だからでもあると思います。ノートアプリでは、どうしてもそのアプリの画面に縛られます。でも、今は AI があるので、個人サイトならレイアウトもテーマも、好きな時に好きな形に変えられます。(たとえば、チェス好きの Shou-jen さんの個人サイトは、開くといきなりチェスを始めさせられるのが面白いです。)
先月からの取り組みを続けて、今月はさらに SNS から距離を置くことができました。それでも、つい何かをスクロールしたくなります。代わりに読むようになったのが、受信箱にたまっていたニュースレターや RSS リーダーです。購読している RSS の中で特によく目にするのは、Wiwi さんと Lee Wei さんです。お二人とも更新頻度が高いのですが、自分のサイトで暮らしや考えをこつこつ記録している様子を見て、私もあんなふうに書きたいと思いました。
そこで、ようやく短い文章を載せる場所をつくりました。暮らしの記事のように、きちんとまとまっていなくても、気負わず更新できる場所が欲しかったのです。始めて 1 か月で、9 本書きました。これからは毎月のニュースレターも、今回のように、そこから話を広げて一本の記事に編集できるかもしれません。短い文章を書いているうちに、これは長い記事にできそうだと思うこともあります。
Substack について
最近は、実はあまり Substack を開きたくありません。アプリ内の通知もメールに切り替えました。Substack にも「いいね」や返信、シェアといった SNS の機能があるので、やはり影響を受けてしまいます。反応をたくさんもらっている人を見て、うらやましくなることもあります。今の自分には、そうした刺激よりも、もっと書くこと、自分の考えをどうすればよりよく伝えられるかに集中することが必要だと気づきました。同時に、Substack をもう一度「ニュースレターの配信サービス」として使いたいとも思っています。タイムラインを眺めたり数字を気にしたりする時間を減らして、ほかの書き手のニュースレターをもっと読みたいです。
もちろん、SNS の機能があるおかげで、ほかの書き手や読者とすぐにやりとりできます。Substack の書き手たちが、暮らしや考えを真剣に記録している感じも好きです。
Substack で書いているうちに、自分は一人ではないのだとも感じるようになりました。同じように考え、文章で自分を記録している人がたくさんいます。コメントも温かいものが多く、Facebook、Instagram、Threads、X といった主要な SNS では、あまり見かけない雰囲気です。
もう少ししたら、また皆さんとやりとりしに戻ってきたいです!
個人サイトは反応がすぐには返ってきませんし、誰が読んでいるのかもわかりにくいです。でも、だからこそ、コメントでも絵文字のリアクションでもメールのやりとりでも、一つひとつがより大切に感じられます。最近、短い文章を頻繁に更新し始めると、意外にもすぐにコメントやリアクションをもらえました。ひそかにサイトを見てくれている人が本当にいるのだとわかって、うれしかったです!
量をこなして不安を減らす
最近、不安になった時には、まず動こうと自分に言い聞かせています。
カレンダーで時間の使い方を記録したり、ポモドーロタイマーを使ったりするようになって、もう何年もたちます。
最近その記録を振り返って、自分が思っていたほどには努力していないことに気づきました。取り組む時間が足りていないのに、不安になったり、自分には力が足りないと悩んだりすることには、ずいぶん時間を使っていました。
そこで、まずは「取り組む量」を増やしてから、自分の実力を考えることにしました。
『Atomic Habits』で読んだ実験を思い出しました。フロリダ大学で写真を教えていたジェリー・ユルズマン教授は、学生を「量のグループ」と「質のグループ」に分けました。一方はできるだけ多くの写真を提出し、その枚数で成績が決まります。もう一方は一枚だけ提出すればよく、その一枚の出来で評価されます。
結果として、よりよい写真を撮ったのは量のグループでした。たくさん試し、失敗し、調整を重ねたからです。質のグループは完璧を求めるあまり理論に偏り、試す回数が少なくなって、成果もいまひとつだったそうです。
もちろん、何でも数値化できるわけではありませんし、取り組む量を増やせば必ず成果も増えるわけではありません。今の AI の時代なら、なおさらです。ただ、取り組んだ結果を見て方向を調整するにも、まずは十分な量をこなす必要があります。AI をうまく使うにも、まずはたくさん使ってみないと始まりません。
不安や、あれこれ考えて消耗してしまうことの一部は、行動や知識の不足から来ているのだと思います。まず動いて、不安を解決策を探す力に変えていきたいです。
感謝とうれしかったこと
10 月から短い文章を頻繁に公開するようになり、時々コメントや返信をもらうようになりました。それで初めて、今月更新していたブログをひそかに見てくれている人や、RSS を購読してくれている人がいるのだとわかりました。うれしいです!
短い文章を載せる場所をつくってよかったです。気軽に書いて共有できますし、中には書くうちに長くなって、長い記事にしようと決めたものもあります。
10 月 23 日、Boba からメールで通知が届きました。誰かがタピオカミルクティーを一杯おごってくれたようです。
なぜそれまで通知が届かなかったのかはわかりませんが、管理画面を開いてみると、一杯だけではありませんでした!
最初の二杯はたぶん友人からですが、そのあとの何杯かは、まったく知らない方からでした。
自分の文章や記録を読んで、支援したいと思ってくれる人がいる。それがこんなにうれしいことだとは知りませんでした。文章を通じて、形のある応援を受け取ったのは初めてです。
それから、Boba Me を使うことにしたのは、刷比さんが使っているのを見たからです。刷比さん、ありがとうございます!(サイトに置いてからずいぶんたってのお礼なので、先に謝ったほうがいいかもしれません。)
おわりに
11 月も今のペースで短い文章を書き続けられたらと思っています。ただ、11 月のニュースレターも今回のように抜粋して編集する形にするのか、新しい記事を書くのかは、まだ決めていません。
「夢が叶った 29 歳?(下)」については、今の暮らしも考えも、まだ変わりそうなことが多く、何度か書き直しても完成稿にできずにいます。短い文章を書く場所ができたのも、今の自分にはこの記事を言葉にするのが難しすぎると感じたからです。これを仕上げなければと自分を追い込み続けると、ほかのものを書き始められなくなってしまいます。いろいろ落ち着いてから、皆さんに読んでもらえたらと思います!
先日、日本創業野帳の「沒有困惑的人生沒有活過!」で、こんな一節を読みました。
いつか、草稿は捨てなければならない。 日本創業野帳も、結局は途中の状態でしかない。
※原文は中国語です。引用部分は私が訳しました。
この言葉が刺さりました。もっと大胆にいろいろ試していいのだと思えたのです。今の私もまだ途中ですし、自分の書くものがどこにたどり着くのかもわかりません。でも今は、書きたいことも、試したい形もまだたくさんあります。公開しながらつくっていく私を、これからも見届けてもらえたらうれしいです!
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最近、東京は涼しくなってきました。台湾の友人たちによると、台湾も少し涼しくなったそうです。季節の変わり目ですので、暖かくして、風邪をひかないように気をつけてください。それでは、また来月!
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