🌊 雑記

気ままな短い文章や、ふと思いついたことを記録する、私だけのタイムラインです。

シロクマ効果

英語では The White Bear Effect といい、Ironic Process Theory(皮肉な反跳理論)とも呼ばれる。

心理学者 Daniel Wegner が提唱したもので、ある考えを抑え込もうとすると、かえってその考えが鮮明になることを指す。実験では被験者に「シロクマのことを考えないでください」と伝えたのに、頭の中に何度もシロクマの姿が浮かんだ。

その仕組みは、何かを考えないようにしている間、脳が同時に「今それを考えていないか」を確認しなければならない、というものだ。

意志の力がうまく働かない理由も、これで説明できる。「何かをしない」という形で自分にルールを課すと、二倍の気力を使ううえ、結局そのことを何度も考えてしまう。

たとえば「お菓子を食べない」「SNS を見ない」「次のエピソードを見続けない」と自分に言い聞かせると、かえってお菓子や「いいね」とコメント、見たいドラマやアニメが頭に浮かぶ。意志の力で何度かは勝てても、長く続けるのは難しい。

それよりも、代わりになるものを探し、今の自分を受け入れ、できるだけ肯定的な言い方をするほうがよさそうだ。

「SNS を見ない」ではなく、「どの記事や本を読もうか」と考える。SNS を見たい気持ちと戦うのではなく、代わりにできることを見つけて実行する。

この Stream を始めたのも、普段なら SNS に投稿するような断片的な考えを、まずはここに書いて、気が向いたら後で SNS にも載せたいからだ。ここでは読む人が少し違うと意識するし、「いいね」やシェアがもたらすドーパミンの刺激も追いかけなくなる。そのぶん、文章の質をもっと自然に大切にできる。

ほかにもいろいろな場面で使えそうな気がする。特に、できるだけ肯定的に言い表すこと。言葉の選び方は、気づかないうちに考え方にも影響する。また何か思いついたら、ここで共有したい!

コメント →

私はあれもこれも手に入れられない

私は選択をするのが怖い。一つの分野に多くを注ぎ込むのも、何か一つに大きく賭けるのも怖いし、選択を間違えたときの機会費用も怖い。

でも、今はもう怖くない。まずは目の前の道をしっかり歩いてこそ、少しずつ別の選択肢を広げていけるのだと分かったから。

私はずっとソフトウェアエンジニアにはなりたくないと言ってきた。でも、ほかにもっといい選択肢がないのなら、あるいは創作をしたくてもまだそれで生活できないのなら、まずは目の前の課題に真剣に向き合うべきだ。

同時に、創作を続けたり、ほかの可能性を探ったりして、そのためにもっと時間や注意を向けていきたい。

市場相場より高い給料が欲しいのに、平均以上の努力はしたくない、というわけにはいかない。

創作したいと言いながら、仕事の後はいつも友人と会ったりイベントに参加したりしているわけにもいかない。

日本に残りたいと思いながら、今の自分が一番貢献できる IT スキルを差し出さないわけにはいかない。

もちろん、あれもこれも手に入れられる人もいる。でも、それはその人たちの条件があってこそだ。もっと早い時期に懸命に頑張ったから、今は楽そうに見えるのかもしれない。もともと得意なのかもしれないし、いろいろなことをこなせるだけの資源や行動力があるのかもしれない。

結局は、自分自身の条件に立ち返って、今の自分にどこまでできるかを見極め、その中で取捨選択するしかないのだと思う。

今の私にとっては、日本でソフトウェアエンジニアを続けて、永住権を得るか帰化を目指すこと。どうしても創作したいなら、休息や人付き合い、娯楽に使う時間を充てなければならない。その代償を払いたくないのなら、何かを得られると夢見てはいけない。

コメント →